主な活動

政策・制度の実現

連合がめざす「働くことを軸とする安心社会」

私たちの日常は、多くの人たちが働き、互いに支え合うことで成り立っています。
これまでの日本は、世界にも類をみない「雇用社会」を実現し、雇用を軸とした生活保障の仕組みを構築してきました。

しかし、市場万能主義、ルールなき経済のグローバル化が進展するなかでさまざまな分野で格差が拡大し、人と人との絆、社会の持続性そのものが大きな危機に直面しています。

連合は、めざすべき社会像として「働くことを軸とする安心社会」を掲げ、「働くこと」に最も重要な価値を置き、自立と支え合いを基礎に、誰もが公正な労働条件のもと多様な働き方を通じて社会に参加できる社会の実現にむけた取り組みを推進しています。

行政等への要請行動

連合は「働くことを軸とする安心社会」の実現に向けて取り組むべき政策をまとめ、政府・政党に対して働く者の立場から要求・提言を行っています。
連合広島においても、毎年、広島県をはじめとする県内の各自治体や労働局などに対して、要求項目をとりまとめ、要請行動を実施しています。

政治との関わり

労働組合の基本的な役割は、組合員の雇用を守り、労働条件を維持・向上することで暮らしの安定をはかることにあります。
しかし、社会保障や税をはじめとして、企業内の労使間だけでは解決しきれない問題も多く、国や地方の法律や条令の改正、予算の確保・拡充等に向けた政治活動に取り組むことが必要不可欠です。

同時に、民主主義社会を成熟させていくためには、国民一人ひとりが主権者としての意識を向上させ、主体的に政治に参画していかなければなりません。
また、組合員一人ひとりが政治の重要性を認識し、積極的に政治活動に参画することで、働く者の立場に立った政策・制度の実現をはかることが求められています。

連合は、こうした観点から、組合員の政治意識を高める取り組みを強化するとともに、組合員と連合の政治理念や政策を共有できるように努めています。
また、連合が掲げる政策・制度を実現するため、政策協定を結んだ政党ならびに政治家と連携した取り組みを進めています。