連合広島ニュース

人権セミナーを開催しました

連合広島は、一人ひとりが尊重された「真の多様性」が根付く差別のない、公平・公正な社会の実現に向けた学習の場として、2025年12月3日(水)に「人権セミナー」を開催し、86名が参加しました。

はじめに、連合広島 白井 事務局長が挨拶を行い、「連合広島では、12月4日からの『人権週間』や12月10日の『人権デー』にあわせ、2002年から継続して人権セミナーを開催し、意識啓発活動に取り組んでいる。あらゆる差別をなくし、一人ひとりの人権が尊重される社会の実現をめざしていこう。」と述べました。

続いて、部落解放同盟広島県連合会の顧問であり、財団法人ヒロシマ人権財団  で理事を務めておられる 岡田 英治 様を講師としてお招きし、「就職差別-その実態と課題」と題した講演を実施しました。

講演では、就職差別が憲法13条(全ての国民は個人として尊重される)に反する行為であること、同和問題の本質として、同和地区住民に対して職業選択の自由就職の機会均等が完全に保障されていないことが特に重大であるとの説明を受け、理解を深めました。また、人権問題をなくすためには、他者を理解する力を強化することが重要であり、人権問題を正しく知り、自分自身の考え方を変えて行動することが大切であることを再認識しました。