連合広島ニュース

原爆ドーム世界遺産登録記念集会を開催しました

今年は、原爆ドームがユネスコ世界遺産に登録されてから29年を迎えます。

これを受け、12月5日(金)に「原爆ドーム世界遺産登録記念集会」を開催しました。

本集会は、連合広島が加盟する「核兵器廃絶広島平和連絡会議(11団体)」が主催していることから、冒頭、連合広島 大野 会長が挨拶を行いました。

その中で「原爆ドームは、核兵器の惨禍を伝える歴史遺産として、今もこうして無言のメッセージを発信し続けている。しかしながら、ウクライナ、ガザ、ミャンマー等で対立と分断が深まり、緊迫した状況が続いている。核兵器使用の危機感も増しており、日本政府は非核三原則の見直し検討に入ったことに危機感を感じざるを得ない。原爆投下から80年を迎え、当時の実相を伝える方々が減少する中で、その役割は次の世代やその先の世代に確実に継承しなければならない。世論喚起と次世代への継承をはじめ、来年開催予定のNPT再検討会議に向けた『核兵器廃絶1000万署名』に取り組むとともに『核兵器廃絶と世界の恒久平和の実現』に向けて、力強く行動していく。」とメッセージを発信しました。

続いて、主催11団体の代表者による献花・献水を行い、参加者全員で黙とうを捧げた後、連合広島女性員会 藤原 委員長が集会アピール(案)を提案し、参加者全員で採択しました。

最後に、広島県被団協 熊田 事務局長が挨拶を行った後、参加者全員による献花を行い、原爆死没者の御霊に哀悼の意を捧げ、集会を終了しました。