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原爆ドーム世界遺産登録記念集会を開催しました

原爆ドーム世界遺産登録記念集会を開催

2024年12月7日(土)に原爆ドームがユネスコ世界遺産に登録されてから28年を迎えたことを受け、12月9日(月)に「原爆ドーム世界遺産登録記念集会」を開催しました。

本集会は、連合広島が加盟する「核兵器廃絶広島平和連絡会議(11団体)」が主催していることから、冒頭、連合広島 大野 会長が挨拶を行いました。

その中で「原爆ドームは、核兵器の惨禍を伝える歴史遺産として、今もこうして無言のメッセージを発信し続けている。しかしながら、世界各地では、内戦・紛争が後を絶たず、今この瞬間も平和・人権・暮らしが脅かされている。こうした中、日本被団協がノーベル平和賞を受賞した。核兵器のない世界に向けて、これまで積み重ねてきた発信・証言・行動が、実を結んだものである。世界が核兵器の脅威に晒される中、歩みを止めるわけにはいかない。来年は原爆投下から80年の節目を迎える。被爆者が少なくなる中で、核兵器廃絶に向けて、大きく踏み出す契機としなければならない。核兵器廃絶広島平和連絡会議は、被爆80年に向けて、世論喚起と次世代への継承に向けた取り組みや、2026年に開催予定のNPT再検討会議に向けた『核兵器廃絶1,000万署名』の準備を進めていく。日本政府に対し『核兵器禁止条約』に署名・批准し、核兵器保有国と非保有国の橋渡し役として、その先頭に立つよう、強く求め行動していく。この場で原爆ドームの世界遺産登録の意義を再認識し、『核兵器廃絶と世界の恒久平和の実現』に向けて、力強く行動していく。」とメッセージを発信しました。

続いて、主催11団体の代表者による献花・献水を行い、参加者全員で黙とうを捧げた後、連合広島女性員会 後藤 委員長が集会アピール(案)を提案し、参加者全員で採択しました。

最後に、広島県被団協 熊田 事務局長が挨拶を行った後、参加者全員による献花を行い、原爆死没者の御霊に哀悼の意を捧げ、集会を終了しました。